オンコール勤務のメリットと注意点

看護師の働き方には様々な形態がありますが、訪問看護や手術室、一部のクリニックなどで採用されているのがオンコール勤務です。

これは夜間や休日などに緊急の呼び出しがあった際に対応できるよう、自宅などで待機する勤務体制を指します。

夜勤のように常に職場にいるわけではありませんが、いつでも出勤できる準備が必要な特殊な働き方です。

オンコール勤務には、ほかの勤務体制にはないメリットと、知っておくべき注意点が存在します。

オンコール勤務の大きなメリットは、待機時間を比較的自由に過ごせる点です。

緊急連絡がない限りは自宅で家事をしたり、趣味の時間に充てたりできます。

身体的な拘束が少ないため、夜勤に比べて体力的な負担を軽減できるでしょう。

また、待機に対してオンコール手当が支給されるため、収入アップにもつながります。

実際に呼び出される回数が少ない職場であれば、心身の負担を抑えながら給与を上乗せできる、魅力的な働き方と感じられるかもしれません。

一方、オンコール勤務には特有の精神的な緊張感が伴います。

いつ呼び出しがあるかわからないため、待機中は常に気を張っていることが求められるでしょう。

すぐに駆けつけられない遠出が制限されるなど、プライベートに制約がかかることも事実です。

そして、ひとたび緊急出動となれば時間帯に関わらず迅速に職場や患者の元へ向かい、冷静な判断と対応が求められます。

このオンとオフが明確に切り替えられない点を、大きなストレスに感じる人もいるでしょう。

このように、オンコール勤務はメリットとデメリットがはっきりしている働き方です。

自分の時間をある程度確保しつつ収入を増やしたい人や、緊急時の対応にやりがいを感じる人には向いているでしょう。

しかし、プライベートと仕事は完全に切り分けたい、常に緊張感がある状態は苦手な人には負担が大きいかもしれません。